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ロジカルな幻想
「私はロジカルさが足りず、組織が納得して動ける環境を作れていない、組織をうまく率いていくことができていないと感じる。どうすればよいか?」 変化が大きなスタートアップや成長フェーズの組織を率いるリーダーから、少なからず、こんな相談をもらうことがあります。 さて、このようなケースで、文字通り、ロジカルさを確保すれば、問題は解決されるのでしょうか? 「ロジック不足」は単なる表面上の不快症状に過ぎない 現場で「もっとロジカルにやってくれ」「納得感がない」という不満が溜まると、真面目なリーダーほど「自分には論理的思考力が足りない」と恐怖を感じ始めます。 ですが、ここで胸に手を当てて考えてみてください。 「もし全員が納得する完璧なロジックを提示できたら、今の組織の不満や疲弊はすべて解決するのでしょうか?」 答えは「NO」ではないでしょうか。 どれだけ理詰めで説明しても、納得しない人は納得しません。そもそも「ロジカルかどうか」というのは、組織を動かす上ではひとつのツールに過ぎません。 「自分のロジック不足が原因だ」と思い始めた瞬間、リーダーは「幻の罠」にはまり

Kenta Adachi
Jul 233 min read


"AI"をうまく使っている企業とそうでない企業の差の根源とは?
出資先企業で、いわゆるAIツールをうまく活用しているところ、活用できていないところの差が顕著になってきている気がします。 そこで、何がその差を生み出すのか、その根源を考えてみたいと思います。 突然ですが、スポーツの世界を想像してみてください。 野球選手が最新のバットに持ち替えたとき、あるいは陸上選手が反発力の強いカーボンプレート入りのシューズを履いたとき、彼らは「今までと同じフォーム」で競技を続けるでしょうか? 答えはノーです。 彼らは、新しい道具の特性に合わせて、自分の重心移動を変え、スイングの軌道やストライドをミリ単位で「チューニング」します。道具のポテンシャルを最大限に引き出すために、自分自身の身体性を再定義するのです。 AIツールの導入も、これと全く同じです。 1. 道具が変われば、身体の使い方も変わる かつて、テニスラケットがウッドからカーボンに変わったとき、選手のプレースタイルは一変しました。よりスピンがかけやすくなったことで、従来よりも打点を下げ、重いスイングスピードでボールを叩きつけるスタイルが主流となりました。...

Kenta Adachi
Jul 153 min read


コンフォートゾーンという悪魔
世の中には「怖いもの」がいろいろあるが、「コンフォートゾーン」もそうした怖いものの一つではないだろうか。 コンフォート(Comfort)とは、快適、心地よい、といった意味をもつ。そこにゾーンがついた「コンフォートゾーン」とは、無理をしなくてもいい快適で心地よい領域、という意...

Kenta Adachi
Feb 14, 20253 min read


2024年問題とサッカー
何かを別のものに例えてみると、うまくはまれば、わかりやすくなったり、新しい発見につながったりする。 先日、とあるメディアから「物流分野に特化した投資をされている専門家として、ぜひ、2024年問題をどう思っているか、聞かせてください」という質問を受けた。...

Kenta Adachi
Jul 12, 20245 min read


シンプルだが大きな差を生むスキル:観察力
ずいぶん昔のことになるが、画家がどのように世界をみているのかを知りたくなり、絵画教室に行ったことがある。講師がやってきて、机の上に1個のりんごを置いて一言。 「今から1時間、鉛筆を使って、ここに置いたりんごの絵を描いてください」...

Kenta Adachi
May 26, 20244 min read


スタートアップだからこそ手掛けたい事業の特徴3選
ベンチャーキャピタリストとして様々な事業を知る機会があるが、その中で成長が早いと思う事業に共通する特徴がある。 今回はそうした特徴の中から、特にポイントであると思う3つを挙げたいと思う。 自己完結度あるいはコントローラビリティが高い 測定可能度が高い 工夫余地が豊富にある...

Kenta Adachi
Apr 9, 20245 min read


相手になりきる術
成果をあげている人に共通する項目はいくつかあると思うが、その中でも重要度が高いと思うのが「相手になりきる術」だ。ここでいう「相手」というのは、自分が起こすアクションを受ける相手側のことを指している。 例えば、営業。プロダクトやサービスを売り込みたい営業と、その売り込みを受け...

Kenta Adachi
Mar 4, 20244 min read


維新志士と起業家の共通点
日本が大きく変わった明治維新。その背景には維新志士と呼ばれる人々の躍動があった。 本コラムでは、その維新志士に求められたという条件と、現代の起業家に求められる条件の類似性を考えたいと思う。 参考文献は、山岡荘八による「高杉晋作」(1966年初版)である。...

Kenta Adachi
Feb 12, 20244 min read


組織マネジメントの要点3つ
以前のコラムで「起業家に求められるマインド」について書いた。下記の3項目である。 ① 進む方向を示し続ける ② その方向に向かって進むためのリソースを確保し続ける ③ 確保したリソースからのリターンを最大化する仕組みをつくり続ける...

Kenta Adachi
Jan 28, 20243 min read


何かを始める最適な日
新年を迎えると「今年はこんな1年にするぞ」といった新たな気持ちになる。誕生日もそうかもしれないが、こうした区切りが周期的にめぐってくる暦という仕組みをつくった人間の発想は、素晴らしいと思う。 さて、新年を迎えるにあたって、目標とする1年を現実にするために新年の抱負を掲げる方...

Kenta Adachi
Jan 8, 20243 min read


起業家に求められるマインド
企業の種類にはいくつかある。大企業、中小企業、そしてスタートアップ、等。 スタートアップは、常識的に考えるとありえないストレスを短期間にかけ、通常だと例えば10年かかる事業進捗を3年で一気にやってしまうような企業スタイルであり、当然、自己資金だけではまかないきれない部分があ...

Kenta Adachi
Dec 28, 20233 min read
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