2020年1月の、ものづくり系スタートアップ資金調達ニュースをお届けします。
なお、ものづくり系スタートアップというのは、主に製造業・建設業として実際にものづくりをしているスタートアップはもちろん、完成品を世界に広く届ける物流業や、それら業界を支援することにつながる技術やサービスを手掛けるスタートアップも含めています。
該当するのに掲載されていない!とか、該当しないのに掲載されている!といったことがあれば、お知らせください。修正いたします。
パイフォトニクス
リリース:2020年1月6日
事業内容:光学機器メーカー
調達額 :1億円
出資者 :日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、等
no new folk
リリース:2020年1月8日
事業内容:スマートランニングシューズ「Orphe Track」の開発
調達額 :不明
出資者 :アシックスベンチャーズ
CAMI&Co.
リリース:2020年1月8日
事業内容:IoT製品のプロデュース・設計・開発
調達額 :不明(前回ラウンドと合わせて1億円)
出資者 :X Capital
Moff
リリース:2020年1月14日
事業内容:IoTリハビリ支援サービス
調達額 :不明(前回ラウンドと合わせて7.6億円)
出資者 :未来創生2号ファンド
ファームノートホールディングス
リリース:2020年1月15日
事業内容:酪農・畜産向けIoTの提供
調達額 :不明
出資者 :オイシックス・ラ・大地
LINK-US
リリース:2020年1月15日
事業内容:超音波複合振動接合装置の開発・製造
調達額 :約11億円
出資者 :INCJ、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、静岡キャピタル
RABO
リリース:2020年1月15日
事業内容:猫用首輪型デバイス「Catlog」の開発
調達額 :約1億円
出資者 :iSGS インベストメントワークス、W ventures、iPLAB Startups、岩佐琢磨氏
アグロデザイン・スタジオ
リリース:2020年1月16日
事業内容:農薬の開発
調達額 :約1億円
出資者 :リアルテックファンド、インキュベイトファンド、等
ニューレボ
リリース:2020年1月16日
事業内容:在庫管理SaaS「ロジクラ」の提供
調達額 :1.2億円
出資者 :ジェネシアベンチャーズ、マネックスベンチャーズ、オリエントコーポレーション、SGインキュベート
フルカイテン
リリース:2020年1月16日
事業内容:在庫問題を解決するSaaS「FULL KAITEN」の提供
調達額 :1.7億円
出資者 :大和企業投資、京銀リース・キャピタル、みずほキャピタル、みずほ銀行(融資)
Spiber
リリース:2020年1月16日
事業内容:構造タンパク質素材の開発
調達額 :10億円
出資者 :荏原製作所
LEシステム
リリース:2020年1月17日
事業内容:バナジウムレドックスフロー電池に用いる電解液の製造
調達額 :不明
出資者 :つくば地域活性化ファンド
Drone Future Aviation
リリース:2020年1月28日
事業内容:産業用ドローンを用いた物資搬送オペレーション
調達額 :1億円
出資者 :Drone Dund
ウフル
リリース:2020年1月28日
事業内容:セールスフォース導入支援サービス、IoT構築支援サービス
調達額 :不明
出資者 :セールスフォース
PGV
リリース:2020年1月28日
事業内容:脳波センサーの開発
調達額 :5,000万円
出資者 :大阪大学ベンチャーキャピタル
エッジコーティックス
リリース:2020年1月29日
事業内容:AI向け半導体のデザインハウス
調達額 :$ 4 million
出資者 :不明
スマイルロボティクス
リリース:2020年1月30日
事業内容:下膳ロボットの開発
調達額 :4,500万円
出資者 :ANRI、ディープコア
オングリット
リリース:2020年1月29日
事業内容:構造物点検業務関連ソフトウェア・ロボットの開発
調達額 :2,000万円
出資者 :佐銀ベンチャーキャピタル
KiQ Robotics
リリース:2020年1月30日
事業内容:産業用ロボット及び関連設備の研究・開発・販売
調達額 :不明
出資者 :QB 第一号ファンド
ソラリス
リリース:2020年1月30日
事業内容:蠕動運動ポンプやミミズ型ロボット等のソフトロボット開発
調達額 :不明
出資者 :未来創生2号ファンド
Connected Design
リリース:2020年1月31日
事業内容:ホームオートメーションサービスの開発
調達額 :4億円
出資者 :東急
京都フュージョニアリング
リリース:2020年1月31日
事業内容:核融合炉関連技術、装置の研究開発
調達額 :不明
出資者 :京都大学イノベーションキャピタル
さらに今月も、ものづくり関連企業として、いくつかEXIT・株式譲渡も発表されています。
セイコー電機製作所
リリース:2020年1月9日
事業内容:ワイヤーハーネスの製造・販売
買収額 :不明
買収企業:田村駒
パイクリスタル
リリース:2020年1月14日
事業内容:フィルム型有機半導体デバイスの開発・製造・販売
買収額 :不明
買収企業:ダイセル
ティエフウッド
リリース:2020年1月17日
事業内容:建築資材の販売
買収額 :不明
買収企業:JKホールディングス
フリー・ステアーズ
リリース:2020年1月20日
事業内容:大規模修繕工事
買収額 :不明
買収企業:クワザワ
イオトイジャパン
リリース:2020年1月23日
事業内容:IoT のビジネス化検討初期段階に特化したオープンイノベーション機会の提供
買収額 :6,000万円(第三者割当増資を含めて)
買収企業:エル・ティー・エス
下仁田物産
リリース:2020年1月23日
事業内容:蒟蒻粉等を主原料とする食料品の製造販売
買収額 :不明
買収企業:オーイズミ
スマートロボティクス
リリース:2020年1月23日
事業内容:ロボット関連製品開発・販売
買収額 :不明
買収企業:アウトソーシングテクノロジー
以上です。
2020年、最初のものづくり資金調達ニュース、その件数は昨年に比べて減少しています。
巷では確かに、スタートアップへの出資が冷え込んできている、という声を耳にすることが増えてきましたが、一方、こちら、今年からリリースを開始しました海外のものづくり資金調達ニュースを見ると、日本が従来より得意としてそうな把持ロボットスタートアップ2社が資金調達をしているなど、世界もどんどん進んでいます。
このままでは、次世代ものづくり分野でも世界に差をつけられる可能性もあり、投資においては調整期間は必要な場合もありますが、一方で、あまりに冷え込ませすぎないようにすることも大切ではないでしょうか。
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