Kenta Adachi

Mar 2, 20204 min

【国内】ものづくり資金調達ニュース2020年2月

Updated: Jun 16, 2021

2020年2月の、ものづくり系スタートアップの資金調達ニュース国内編です。

海外編こちらになります。

なお、ものづくり系スタートアップというのは、主に製造業・建設業として実際にものづくりをしているスタートアップはもちろん、完成品を世界に広く届ける物流業や、それら業界を支援することにつながる技術やサービスを手掛けるスタートアップも含めています。

該当するのに掲載されていない!とか、該当しないのに掲載されている!といったことがあれば、お知らせください。修正いたします。

AWL

リリース:2020年2月3日

事業内容:AI カメラソリューションの開発・製造・販売

調達額 :8.1億円(うち3.5億円は融資)

出資者 :アスカネット、共同通信デジタル、サイバーエージェント、凸版印刷、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、個人投資家、融資(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など)

参考URL:https://www.asukanet.co.jp/contents/ir/pdf/2020/20200203-teikei.pdf

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55625050U0A210C2XY0000/

MOON-X

リリース:2020年2月4日

事業内容:ものづくり系日本ブランドの世界展開事業

調達額 :10億円

出資者 :ジャフコ、島田亨氏

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000053318.html

ゼロ・サム

リリース:2020年2月5日

事業内容:ITS(高度交通情報システム)事業

調達額 :3,000万円

出資者 :京銀輝く未来応援ファンド2号

参考URL:https://www.kyotobank.co.jp/news/data/20200205_2022.pdf

先進モビリティ

リリース:2020年2月5日

事業内容:車両用自動運転システムの開発

調達額 :不明

出資者 :三井不動産

参考URL:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2020/0205/

クォンタムオペレーション

リリース:2020年2月6日

事業内容:ヘルスケア・医療分野におけるIoTセンサーの開発

調達額 :不明

出資者 :大正製薬、アルフレッサ、等

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000037671.html

エアロセンス

リリース:2020年2月10日

事業内容:ドローンを活用した自動測量システムの開発

調達額 :不明

出資者 :住友商事

参考URL:https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/release/2020/group/12990

Nextremer

リリース:2020年2月17日

事業内容:AIエンジンの研究開発・製品化

調達額 :不明

出資者 :三谷産業

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000017379.html

フライウィール

リリース:2020年2月17日

事業内容:データプラットフォームの提供

調達額 :12億円

出資者 :グロービス・キャピタル・パートナーズ、WiL、ジャフコ

参考URL:https://japan.cnet.com/article/35149531/

Scalar

リリース:2020年2月17日

事業内容:分散型台帳ソフトウェアの開発

調達額 :不明

出資者 :電源開発、TIS、D4V、LINE Ventures、MIDベンチャーキャピタル、MSデジタル

参考URL:https://codezine.jp/article/detail/11984

アクア

リリース:2020年2月17日

事業内容:クラウドサービスの構築・運用

調達額 :不明

出資者 :マネジメントソリューションズ

参考URL:https://ssl4.eir-parts.net/doc/7033/tdnet/1799470/00.pdf

Rapyuta Robotics

リリース:2020年2月17日

事業内容:クラウドロボティクス・プラットフォームの開発

調達額 :6.5億円

出資者 :モノフル、安川電機

参考URL:https://thebridge.jp/2020/02/rapyuta-robotics-series-b-round-funding

FIXER

リリース:2020年2月18日

事業内容:パブリッククラウドのフルマネージドサービスの提供

調達額 :12億円

出資者 :未来創生ファンド

参考URL:https://ascii.jp/elem/000/004/003/4003240/

ドゥーマンズ

リリース:2020年2月18日

事業内容:オーダー家具に関する製造連携システムの提供

調達額 :不明

出資者 :キャンディル

参考URL:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS81246/82f3f976/5e86/4690/965e/e17e1424c88b/140120200218466806.pdf

インフォメティス

リリース:2020年2月20日

事業内容:電力分析技術(家電分離推定技術)を用いたサービスの提供

調達額 :8億円

出資者 :ダイキン工業、博報堂DYホールディングス、日立製作所

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000012366.html

inaho

リリース:2020年2月20日

事業内容:野菜の自動収穫ロボット開発

調達額 :2,000万円

出資者 :佐銀ベンチャーキャピタル

参考URL:https://www.sagabank.co.jp/news/001331.php

XTIA

リリース:2020年2月21日

事業内容:非接触式三次元形状測定技術の開発

調達額 :17億円

出資者 :ニコン、JUKI、双日、INCJ

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000033318.html

フューチャーインク

リリース:2020年2月26日

事業内容:プリンテッドエクストロニクス関連製品の開発・製造

調達額 :不明

出資者 :ツクイ・ケアテック

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000034333.html

ナステント

リリース:2020年2月27日

事業内容:睡眠関連医療機器の製造・販売

調達額 :1.5億円

出資者 :クリエートメディック

参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000047258.html

さらに今月も、ものづくり関連企業として、いくつかEXIT・株式譲渡も発表されています。

信越リード

リリース:2020年2月4日

事業内容:電子部品実装基板の試作メーカー

買収額 :不明

買収企業:エア・ウォーター

参考URL:https://www.awi.co.jp/business/chemical/news/uploads/74422662c250afa95761c1ad71188db3cb556b87.pdf

東海ステップ

リリース:2020年2月6日

事業内容:土木建築用足場等の架払工事業

買収額 :不明

買収企業:コンドーテック

参考URL:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200205458224.pdf

ディーシー

リリース:2020年2月21日

事業内容:コンクリート2次製品の製造販売

買収額 :不明

買収企業:ベルテクスコーポレーション

参考URL:https://www.vertex-grp.co.jp/html/pdf/20200221HDM0.pdf

トラボックス

リリース:2020年2月25日

事業内容:運送会社や荷主を結ぶ物流データプラットフォーム「トラボックス」

買収額 :不明

買収企業:ビジョナル

参考URL:https://visional.inc/pr/press/2020/0225.html#article

ミサワ環境技術

リリース:2020年2月25日

事業内容:地中熱エネルギー利用技術

買収額 :不明

買収企業:アペックエンジニアリング(戸田建設グループ)

参考URL:https://www.toda.co.jp/news/2020/20200225.html

以上です。

今月はものづくり系といっても、ものづくりそのものというよりは、ものづくりをサポートするようなシステム側のニュースが目につきました。これが後々、よりよいものづくりにつながってくることを期待します。

なお月の後半からは、顕在化してきたコロナウイルスの影響でサプライチェーンにダメージを受けた製造業が目立つようになってきました。スタートアップの世界においても、その影響は出始めています。

決して楽なフェーズではありませんが、こういう時こそ焦らず、むしろ日々の取り組みや戦略を一段あげることができる機会であるととらえ、平常心で臨みたいです。

IDATEN Ventures(イダテンベンチャーズ)について

リアル世界におけるインターネットの身体となるモノがこれからますます必要とされる時代において「ものづくりを支える技術やサービス」に特化したシードステージのスタートアップ投資を展開しています。お問い合わせは、こちらからお願いします。